中野の住宅

(2010年2月竣工)

作品写真(撮影:GlassEyeInc. 海老原 一己)

この家は東京都心にある敷地に環境を取込みながらも都市の喧噪に左右されない家族4人の住まいである。
計画上の高度斜線(北側)以外は、隣家の密集した地域ではあるが周辺公園への避難動線ために前面道路が8mと広い事や、西側隣地が親族所有の駐車場である事の、都心環境での好条件が整っている。
施主からの「RC造」「明るく」「スキップフロア」「螺旋階段」のいくつかの明快な要望から、大きな体積をもつONE BOX空間をイメージした上で実現できるように計画した。
まずは、内部空間への光の取込みを前面道路側から頼らず東西側の開放部分も含めて全体の箱を南北半分に分断し2つの箱にする。
そして、北側半分の箱を斜線にかからないように高さを下げて地中に1250mm埋めて階高2500mmのスキップフロアをつくる。
引き離された2つの箱の吹抜けが「光の谷」となり、その吹抜けに面して7層のスキッププレートが立体的に連結しながら、家全体のコミュニケーションを育んでくれるかたちを考えた。

RC造/地上3階建て
延床面積:115.41m²(34.91坪)
建築面積: 46.15m²(13.96坪)
家族構成:夫婦+子供2人